2017年、世界銀行のビジネス環境ランキングで15位にランクインした台湾。経済や貿易の自由化を促進しており、外国人や華僑の資本導入に積極的な体制を取っています。台湾で進出する際の形態として、営業活動を行わない連絡事務所と代表事務所...続きを読む
人口約2,300万人。国土は日本の九州とほぼ同じ広さ。経済規模は日本の近畿圏とほぼ同等といわれている台湾ですが、かつては日本に統治されていた時代が50年もあり、親日的な人が多いと言われています。日系企業との関わりについては、古くは安価な人件費を活かした繊維や家電製品の生産といった製造業の進出が目立っていましたが、2000年代に入ってからは半導体や電子部品、液晶パネルなどの世界有数の生産拠点となり、多くの日系企業が投資額を増やしています。2008年のリーマンショック以降は同業種の日系企業の成長鈍化や欧米、中国メーカーからの投資に押され、その投資も大きく減少してます。
そういった中でも2010年以降も進出企業が増加の一途をたどっている背景には、小売業や飲食業などの非製造業の進出が大きく増えている事や、例えばリチウムイオン電池や太陽光パネルのような新しいエネルギー分野での進出が特徴的な点があげられます。このように日本とも中国とも欧米とも近い関係を維持しながら、時代の変化に適応し、経済的にも発展してきています。民度、裕福度も高く日系企業が進出しやすい背景を持ってるともいえます。加えて他のアジア諸国とは異なるステージにある為、進出に適した業種やサービスに特徴があることや、大陸や他の国への進出の足掛かりと位置付けるかどうかなど、台湾の特徴を熟知した進出及び進出の検討を進めるのがよい事でしょう。
その他のコンテンツ
・法人設立するための費用は?
・採用環境に関する情報(採用、賃金、労務問題)
・賃貸に関する情報(賃料、契約関係、営業許可等)
・政治、政治家
・マクロデータ
・主要都市エリア別情報